以前からよく相談される「やりたいこと
がわからない」

という悩みについて、私の経験談から探し
方のヒントや失敗談を綴っています。

さて、今回は「トライ～プライベート編」
をご紹介していきます。

30代前半は仕事に関係する興味を広げて
学んでいましたが、36歳で転職し、大阪
から東京に引っ越します。

この転職は、もともとやりたい仕事だった
人材開発職につけ、しかもマネジャーでの
採用、という願ってもない大チャンス
だったから、でした。

しかし・・・・こののち苦悩の数年が
スタートします。

いろいろ内部事情があり、深夜残業が
恒例の時期が何年も続きます。

もちろん食生活はヒサン。

朝昼マック、夜コンビニ、

とか、

昼夜コンビニ、夜中にポテトチップス一袋

なんてことが日常的。

ヒドイ日は深夜12時過ぎに最寄り駅に着き、
途中でカツカレーを食べ、コンビニで
ポテチとスイーツを買って帰る、

という、完全に壊れた生活でした。

さすがに体も疲弊し、心底危機感を感じ、

「食についてきちん学び、ちゃんとした
食生活を送りたい」

とマクロビオティックの教室に通うこと
にしました。

学びの一つ一つが新鮮で、興味深かった。

理論編は。

宇宙と大地のエネルギー、陰陽五行論、
一物全体、身土不二、お手当、電磁波 etc….

のちの興味の展開にすべてつながっていき
ます。

一方、調理のほうは・・・

調理一つ一つの意味や有機の野菜や食品の
ホンモノの味を学んだのは今でも
とても大きな財産です。

でも。

毎日深夜帰宅、週末はたいてい出かけて
いる私にこんなに手のかかる調理は
あまりにも非現実的。

きっとお料理が心底大好きな方なら、
ここで料理関係への興味が開花し、
その方向でやりたいことを見つけて
いけるのではないでしょうか？

しかし、私の場合はそうではありませんでした。

その後、ますます職場の環境は悪化し、

人が発する負のエネルギーを体で感じ取る

出来事が起こります。

疲れ果てていたゴールデンウイーク2週間
ほど前。

「バリ島に行きたい！」

と急きょ思い立ち、GWに決行しました。

バリは過去にも訪れるたびに人生の転換が
起きた、私にとって特別な場所です。

それに加え、贅沢なマッサージやエステが
お手軽に受けられるので毎回それが大きな
楽しみなのですが、

今回は空港のフリーペーパーで見かけた
「レイキヒーリングサロン」
がどうにも気になって仕方がない。

「レイキって霊気でしょ？なんか怪しくな
い？？」

という気持も少しは持ちつつ、電話を
かけると素敵な声の日本人女性が丁寧に
対応してくださり、予約日がすんなり
決まりました。

当日サロンに行くと、バリ島で唯一
レイキヒーラーとして滞在許可が下りて
いるという、とても美しい藤田先生が
カウンセリングをしてくださいました。

カウンセリング～身体のオーラチェック
をした結果、

「グラウンディングがかなり落ちていて、
ここでケアしても日本の生活に戻ればまた
すぐもとに戻るだろうから、セルフケアが
できるように、プラクティショナーの
基礎知識を学んで帰られたらどうかしら」

と提案が。

「グラウンディング？エネルギーワーク？
チャクラとオーラが見えるって？？」

まだスピリチュアルの世界に馴染みの
薄かった当時の私の頭は謎だらけ
でしたが、職場で感じ取った負の
エネルギーの話もわかりやすく解説して
くださり、

レイキヒーリングに対する
とても論理的な説明の中には、マクロ
ビオティックの理論と繋がることも
多く、

「それもありかも」

と心が動き、プラクティショナー基礎のクラス
（セルフヒーリングの方法）を
滞在中に受講することにしました。

結果、海外経験のほとんどない母を一人、
言葉も通じないホテルに残すことになる

のですが、その懸念を上回るほど、
レイキヒーリングと藤田先生に
興味を持ったのでした。

マクロビオティック、レイキヒーリングとも
体のSOSから興味につながっていたもの。

でもまだ当時はそれぞれがただの点でしか
ありません。

その後、点の一つひとつが線で繋がっていく
経験を経て言えること。

そして、自分の使命を生きている方々と
出会って確信したこと。

それは、
自分の人生の中で、

大きな気づき、転換、となった経験、
常に意識を捉えて離さないこと、

プレッシャーで潰れそうな中、逃げずにやり切った経験
などの中に、

自分が本当にやりたいこと、
自分の魂が望んでいること、

のエッセンスが隠れている、
のです。