先日、お客様からこんな言葉を頂きました。

「この10年、自分の性格や生きづらさ、
現状を変えて幸せになりたくて、
たくさん心理学やスピリチュアルや
自己啓発の本を読みました。

けれども知識はどんどん増えるのに、
現状は全然変わらないままでした。

でも、視央さんのセッションを受ける
ようになってからそれが全部繋がって、
「こういうことだったのか！」
とわかってきて、ちょっとずつ自分が
変わってきているのがわかります。

それが楽しいです」

サポート冥利に尽きる嬉しい
お言葉、ありがとうございます＾＾

 

多くの人は、痛い目見るまで気づけない？！

その模索中の虚しい状況、痛いほど
よくわかるんです。

だって、会社員時代の私が全く同じ
でしたから（笑）。

当時はビジネス系の本も含め、
毎月1万円以上本を買う時期が3年
くらいあって、

セミナーや講座なんかへの受講料も
含めると、部長の年収は軽く超えて
いたなぁ・・・。

当時は次々起こるつらい現状から
脱するために、自分の外の世界に

「これかな？」
「やっぱり違った。こっちかな？」

とさまいよい探し求めて、
「知ってること」
はどんどん増えていく一方。

なのに、現実のつらさは何も変わらない。

だから、

「自分にはもう無理なのかな・・・」

と半分諦めつつ、でも諦められなくて、
また検索してはよさそうなものを見つけ、
「今度こそ！」
とささやかな期待を胸に本を買ったり、
講座に参加したり。

そしてまた
「こんなものか・・・。今回も
手ごたえないな・・・」の繰り返し。

なのに、現実の問題は何も変わらず
解決しないまま、どんどんつらさは
増していく一方。

で、ある日突然、ドカン！！

と
「人生でここまでひどいことはない！」

と思うようなショックな試練が起こる。

（周りから見ると本当は伏線やサインは
いっぱい出ているんですけど、その渦中
にいる間は気づけないんですよね）

本を読んでも読んでも変わらない理由はカンタン

当時はわからなかったけれど、
今ならわかります。

そもそも本は、「読み物」なんですよね。
知識を得るためか、ストーリーを追い、
疑似体験したり、情操を育むものです。

教科書、参考書、マニュアル、ノウハウ本
etc…
これらは読んだだけでは勉強も仕事も
スキルUPもなかなかうまくいきません。

自分でやってみて、わかること、
わからないことをクリアにし、
わからないところを先生や先輩に教わる。

そしてまた自分でやってみる。

間違えたらやり直す。
経験を積むごとに感覚を掴む。
それを繰り返しながら上達する、進化する。

「本に書いてあることをやってみたけど変わりません！」という場合は？

教科書やマニュアルが勉強や仕事に
役立つのは

その行間にある
「わからないこと」を先生や先輩に
聞いて教えてもらえるから、
ではないでしょうか？

また、その「わからないこと」
「質問したいこと」はその人ごとに
ポイントが違いますよね？？

さらに、わかったつもりでやっていたら、
「それ違うよ」と指摘されて初めて

わかったことが違っていた、
理解がズレていた、
考えや視点が浅すぎた、

ことに気づく、なんてこともよくあります。

本を読んで実践するだけでは、
この貴重な学びの機会を得る
ことはできません。

だから、本やその中のワークでは、
知識を得ること、気づくことはできても、
その先に繋げることが難しいんです。

さらにインターネットの普及や教育の
影響で、今は本が売れない時代。

出版社は生き残るために、質より量で
売り上げを稼ぐ戦略を取らざるを得ない、
出版戦争に陥っている。

なので、数年前と比べてますます、
タイトルや表紙で目を引いて
売り上げを伸ばすことが優先される、
状況が加速しているそうです。

切り口は違うのに、似たようなことが
書いてある本が増えているのも
そのためでしょうか。

余談ですが、
本を出している知人たちから、
「売るために自分らしくない目立つ
タイトルをつけることを求められ、
気持ちの折り合いをつけることに苦労する」
なんてこぼれ話を耳にします。

本や記事は自分事に置き換える作業が必要

書き物、読み物は、
書き手の経験の中にあることを
一般化、共通化するか、話を膨らましたり、
想像の世界を広げることしかできないもの。
本で一人ひとりに向けてカスタマイズ
することは到底できません。

さらに、心や意識や思考のことは、
目に見えるものではなく、答えもない世界。

自分はどのくらいのレベルまで書い
てあることが理解できているのか？

文章の行間にある文字化されない
ニュアンスの解釈はあっているのか？

といったことは、
自分より経験も知識も
豊富な人に聞いたり教わったりして初めて、
感覚でつかめ、腑に落ち、自分ごとになる
のですよね。

本やWeb記事で読んだ内容は、自分ごと化して、
実践して腹落ちすることができて初めて、
「ほんとにわかった！」
「できるかも！」
「変われそう！」
の循環がスタートしますよ。

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