瞑想体験@NY その4「瞑想への入り方」
今回はNYの瞑想ワークショップで
教わった、瞑想に入るときの
”手軽な”手法
についてご紹介しますね。
ご紹介するどの手法でも、
まず最初に、「集中」、「呼吸」
の感覚をつかみ、瞑想に入る前に自分の
状態を整えておきます。
●事前準備の方法はこちらの記事を参考に
してくださいね。
瞑想体験@NY その2「集中」
瞑想体験@NY その3「呼吸」
=============
①ろうそくの炎
部屋を薄暗くし、ろうそくに炎を灯します。
前回の呼吸編で紹介したように、
呼気と吸気でそれぞれのイメージを
しながら深い呼吸が自然と続く
ようになったら、
ろうそくの炎のどこか1点だけを見つめて
5-10分ほどそのまま呼吸を
続けます。
②花、もしくはアート
単色の壁などの前に
一輪の花
もしくはお気に入りの絵画やオブジェ
を置きます。
ろうそくと同様、
花やアートのどこか1点だけを見つめ、
5-10分ほど呼吸を続けます。
③音-「音楽」
音楽を集中の対象として選ぶ場合、
ヒーリングミュージックや各国で何千、
何百年と続いている、魂に響くような
伝統音楽が望ましいです。
(歌詞のある歌は「集中」が言葉に
よってそがれてしまうため)
ワークショップでは、Sri Chinmoy氏が
残した曲を、Sri Chinmoy Centeres
のスタッフの方々が演奏され、その音楽で
瞑想を行いました。
この瞑想会の創始者、Sri Chinmoy氏
は芸術家、音楽家でもあり、数々の癒しの
音楽を残されているので、ご参考にして
みてください。
http://www.radiosrichinmoy.org/meditation-music/
④音-「マントラ」
ヨガをやっている人にはおなじみの
”マントラ”は、ウィキペディアによると、
”本来的には「文字」「言葉」を
意味する。真言 と漢訳され、大乗仏教 、
象徴的に表現した短い言葉を指す。”
と記されています。
ワークショップでは3言くらいのマントラ
を唱えながらの瞑想を行いました。
しかし、日常で手軽に取り入れるには、
ヨガでもおなじみの
「om/aum(オーム)」
を繰り返し口にすることが一番効果的、
とお勧めされました。
発音法は、口を「オ」の形にしつつ、
発音は「ア」。
息が続く限り、それを声に出し続ける。
息を吐き切る直前で、静かに口を閉じる。
これを瞑想中繰り返します。
「オーム」という言葉は多くの日本人に
とってトラウマとなってしまいましたが、
本来はサンスクリット語で
「聖音」の意。
その音の持つ波動が聴覚や身体に
心地よい振動を行き渡らせ、喜びや
達成感のような感覚をみなぎらせる。
例えば、闇から光へ、無知から既知へ、
死から不滅へ、と変容させるくらいの
力を秘めている音なのだそう。
実際にやってみると、ただ深呼吸を
するよりもラクに集中度が高まります。
=============
ワークショップでは、以上4つの、
日常に取り入れやすい瞑想導入法が
紹介され、実際に体験しました。
どれも一定の効果がありました。
それぞれ自分で試してみて、一番
しっくりくる方法を取り入れるのが
自然体で続けられるポイントかな、
と思います。
次回は最終回。
実際に日常に瞑想を取り入れるときの
場面設定と自分の在り方
についてご紹介します。
LEAVE A REPLY