やりたいことの見つけ方 ヒント②
前回の記事では
「やりたいことがわからない」
と、よく相談を受ける私が、
トライ&エラーを繰り返した過去の
「エラーのポイント」
についてご紹介しました。
今回は、当時は点でしかなかった
「トライ~キャリア編」
についてご紹介していきます。
私は30歳のときに、ある想いがあって
当時勤めていた会社の社内公募に応募し、
店舗管理職から人事部に異動しました。
異動してみて初めて知ったのは、
人事部とは「各分野の専門家が集まるプロ集団である」ということ。
販売・接客・販売、店舗運営・管理
しか経験のない私は毎日耳にする言葉
からオフィスマナーからPC操作から、
全てが学びの日々。
そんな中で悩みながらもがむしゃらに
頑張る時期を過ごしますが、そう簡単
に専門性は身につきません。
30過ぎて「コレ」といえるものがない。
自信を持てない大きな要因となって
いました。
その後、だったら、
「自分の強みを後の専門分野にし
ていけばいいのでないか?」
と思い至ります。
学生時代から友達に相談されることが
多く、接客・販売の経験も相まって
「人の話を聞くのは得意」。
受験時、心理学科を受けることも考え
たくらい心理の世界に興味がある。
ということで、産業カウンセラー、
のちにキャリアコンサルタントの
資格取得へと続きます。
直接的に業務につながることは
ありませんでしたが、
強味=聞き上手 →
資格=カウンセラー
は同じことを聴くにしても、
信用度合が違います。
仕事の経験が増えることとの相乗効果
で、一つの自信を作ってくれたことは
確実です。
その後経験を積むに従い、人事戦略
や事業戦略に触れる機会も増え、次第
にマネジメントに関心が移ります。
そこで、グロービスマネジメント
スクールでビジネスのエッセンスを
学ぶようになりました。
ここでは論理思考や人事関係の
マネジメントに加え、マーケティング
やアカウンティングを勉強しましたが、
それよりも大きなギフトは、
・経営陣と話をすること
・人前で話すこと
にちゅうちょや恐れがなくなり、
むしろ楽しめるようになったこと、
そしてのちのキャリアアップに
つながったこと、という副次的
効果でした。
こんなふうに、30代前半は仕事に
関する関心から学びを広げていき、
経験にプラスアルファとなるキャリア
軸や自信をつけることができました。
仕事は1日の少なくとも1/3を占める
貴重な時間。
もし
「やりたいことが見つからない」
「仕事そのものが楽しくない」
という悩みを持っているなら、まずは
今の仕事に少しでも関係することで、
興味の持てそうな分野がないか、
調べてみましょう。
もしそれでも見つからないのなら、こんな可能性があります。
・見つけ方の視点が狭いかずれている
・現在地と理想のギャップがあまりにも大きすぎて、「ムリ」の意識が強すぎる
・現状が嫌で嫌で仕方なく、そこに意識を当てている
・自分に全く合わない場所にいる
・自分が自分を全く認めていない
自分の現在地を認識しない限り、
行きたい方向も先も見つかりません。
「そういえば現状がわからないのかも?」
というときは、現在位置を紐解くセッションを
受けてみることがオススメですよ。
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