日本の病? 無個性至上主義

「個性」という言葉を聞いて、どんなことが頭に浮かびますか？

「いたって平凡だし・・・」
「自分にはあまり関係ない言葉」
「自分ではわからない」　etc…

もし、こんなふうに思ったら、それは、

”現代社会にはびこる日本の集団意識病”

かもしれません。

「横並び主義」
「出る杭は打たれる」
「目立つことはリスクでマイナス」

といった、集団、同一主義を重んじてきた日本の歴史背景が、

社会・組織の風潮や教育、躾

の中に脈々と受け継がれ、

時代が進化し、「個」や「違い」が尊重されるようになり始めている21世紀でも、
未だ、人々の意識の中ではネガティブな側面として残り、受け継がれ続けているのです。

「個性」を封じる社会的エネルギー

として、未だ「一人ひとりの個性や自分らしさの発揮」にマイナスに影響しています。

日本の中で自分の個性と徹底的に向き合う人々

集団主義の思想が根強い日本では、「自分の個性と向き合う機会」
は普通に過ごしている限り、そう簡単に訪れません。

自分が看板の、ごく限られた職業の方のみ、仕事を通じて
自分の個性をイヤでも見ざるを得ない時期が来るのではないでしょうか。

例えば、
・自分の究極の内面から生み出し表現する作品を創ることが職業で、
　１つの作品ごとに大勢多数の中から選ばれることで生計が立つ、
　アーティスト、職人、俳優、ダンサー、モデル

・自分とライバルの双方に勝ち抜くことがその価値とされるアスリート

など。

このような職業を生きる人々は、スランプに追い込まれて
痛い思いをし、蓋をしていた自分の弱さと
真正面から向き合い、乗り越えてきたからこそ輝いています。

今をときめく女優さんたちの多くは10代～20代前半で
オーディションに落ちる日々を経験し、自分を全否定される
ような経験に若くして打ち勝った結果、自分の殻を打ち破り、
メジャーになっていますよね。

個性を生かしている人は何が違うのか？

このような　”自分看板”　でない職業、特に組織の中で働く多くの人々は、
「個性化の時代」といわれて久しい中にも関わらず、
人によっては思春期に「自分」というものに悩みもがいて以降、

入社面接の前に面接対策として多少の棚卸をするくらいしか自分を
客観的に見続ける機会はなかなかないのではないでしょうか。

そしてそのまま、自分を深堀する機会がないまま、
忙しい日々を過ごし、歳を重ねていきます。

しかし、一般の中にも自分の個性を理解して、活かし、
輝いている人はたくさんいます。

では、「自分の個性がわからない」

という人と、

「個性が輝いている人は」

何が違うのでしょう？

一般人でも個性が輝く２つのヒケツ

これまで「個性を上手に表しているなぁ」という印象を持った方に
お話を伺ったところ、大きく以下2点の特徴が浮かび上がりました。

１．自分の中での絶対的価値基準が明確
例えば・・・「ペンとノートだけはこだわって選び抜き、自分の持つ基準に合わないものは絶対買わない」

２．人と異なる、自分の特徴的なポイントを、ポジティブに捉え、活かしている
例えば・・・「自分の肌が地黒なので、色黒に映える色選びとデザイン選びに徹底してこだわる」

 

このように、自分の「好き」や「こだわり」に対する基準が明確で、
それを徹底して追及する分野があると、自然とそこから個性が彩られていくんですね。

自分の気づかない間ににおい立っている？

でも、このような強いこだわりや明確な基準を持っていなくても、

自分が無意識のうちに周りに個性が伝わっている状況があるんです。

 

それは・・・・・・

 

 

制服。

 

もしくは、

 

礼服などの画一的な装い。

です。

 

 

ちょっと長くなりましたので、この解説、考察は
別記事に続きますね。

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