ココロに残っていた痛みに気づくとき
先日元同僚と、退職以来の再会をしました。
その会社では最終出社日が決まるのが3転4転5転し、最終日前日に最終確定するような状況だったため、挨拶回りができないまま退職に至った、という経緯がありました。
元同僚と会っている間はただ再会を喜んで、楽しいときを過ごしていたのですが、その後お礼メールを書きながら涙がポロポロ溢れてきて自分でもびっくり。
お世話になった方々に直接挨拶できないまま、その会社での生活を終えたことがずっとずっと胸の奥に引っかかっていたことに、その涙で初めて気づいたのです。
「あ~。わたし、ずっと悲しかったんだ」って。
それに気づいて、悲しかった自分を「そうだったんだ」と、ただ、認めて受け入れると、
さらにポロポロポロ。(ちなみに電車内でした ^^;)
以前インテグレートヒーリングのプラクティショナーコースに参加したとき、
生まれて初めていくつかのインナーチャイルド(胎児~幼少期に満たされなかったと記憶している感情を抱えたままの自分)に、
気づいて、認識して、受け止めて、癒して、手放す、
という感覚を体感しました。
以来、心の底に残ったままの悲しみ、痛み、苦しみなどのつらかった感情とそれにまつわる記憶に気づいたときに、それを「浄化して手放す」、という一連の感覚がしっかり自分のものになってきたことを実感しています。
だからこそ、読者のみなさんにお伝えしたいことがひとつ。
もし、これを読んでくださった方の中で、今後ふとした瞬間に何かの記憶がよみがえり、心がざわざわしたり、涙が溢れだすようなことがあれば、無理やりそれを止めたり打ち消そうと
しないでほしいな、と思います。
そこで止めてしまわずに、気づいた感情とその出来事の記憶を、浄化の涙が止まるまでじっくりゆっくり十分に味わいつくすことができたなら。
きっと、こころの底に残っていたつらかった感情がひとつ浄化され、自分の中から次第に消え去っていくでしょう。
そうそれば、一つ過去を清算し、ほんの少し進化した自分に出会えますよ。
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