陰と陽で世界を見てみる
先日21日は夏至でしたね。
夏至は日照時間が一年の中で最も長い日。
これから秋分に向けて日照時間は徐々に
少なくなり、秋分の日に昼と夜の長さが
半分半分になります。
そして冬至には日照時間が一年で一番短く
なり、春分に向けて徐々に日の長さが逆転
していく。
陰と陽
この、地上での太陽の動きから発展した
概念が、古代中国で
「陰陽思想」
として広がり、森羅万象あらゆるものごと
を陰と陽の”気”を持つ対の属性として
捉えられるようになりました。
昼:夜
太陽:月
男:女
南:北
上:下
暖:寒
夏:冬
etc.etc……….
そして両極にある2つの事象と
その間があって始めて全体が成り立つ。
完璧な陰陽の象徴 太極図
陰陽を表すのに使われる以下の図は、
「太極図」といって、その思想を完璧に
表しているものなのです。
<太極図>
陰の中には陽があり、陽の中にも陰がある。
それが二つ合わさって、完全な球体となる。
太極図で自分の身の回りを見てみる
読みかえると・・・
悪の中にも善があり、善の中にも悪がある。
物事は善悪で1つ。
または、
長所の中に短所あり、短所の中に長所あり。
長所と短所が合わさって、唯一の
「その人」となる。
など。
太極図の黒ばかりに焦点を当てれば
黒が大きく見え、白に焦点を当てれば
白が際立って見えてきます。
でも、実際は全て同じ大きさで描かれている。
この平面図を球体で捉えると
もっとその意味がイメージしやすいかと
思います。
つらい時こそ「黒の中の白」に目を向ける
ことで、同じ出来事の見え方が
変わってきますね。
ラクになる物事の見方
私はこの陰陽理論を知って、世の中の
出来事も、身の回りの出来事もどんどん
フラットに見ることができるように
なってきました。
「見え方が変わると世界が変わる」
少しでもこの考え方が心に響いたなら、
明日からの物事の見方に「陰陽理論」を
ぜひ取り入れてみてくださいね。
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