使命から天命へ~美容家→「美のカリスマ」への道~IKKOさんのキャリアケース
前回の記事
「使命を生きる~美容家 IKKOさんのケース」
がとっても好評で、読者様から
「胸にささった!」「面白くて一気に読み進んだ」
などのご感想を頂きました^^
今日は、その続きと考察を綴りますね。
使命を歩みメジャーへの階段を上る
「ビビット」のドキュメンタリーでは、
業界では有名だけれど、TVにはまだ出て
いない頃に、女優の多岐川裕美さんの
ヘアメイク中、ちらっとインタビュー
されていたIKKOさんのVTRが流れました。
その時41歳。
外見はメイクをしているけれども
メンズファッションに身を包み、
とっても控えめでシャイな印象です。
中性的な美男子、というカンジ。
そして、繊細さとその奥の信念
の強さ、プロ意識や一流のセンス
からくる気難しさもちらっと
見え隠れするような様子。
多くの女優さんから指名されてきたのは、
技術や相性を越えて、その人の奥底に
ある心の中の美をヘアメイクに
映し出してくれる唯一無二の存在だから
なのではないかな?
とそのVTRを見ながら感じました。
ドキュメンタリーでは、その後
バラエティー番組での活躍に
話が飛ぶのですが、
ちょっと調べてみたところ、42歳の頃
から情報番組のコーナーの中で、時々
メイクアップアーティストとして、
メイクをする仕事が増えていった
ようです。
使命から天命へ
恐らくそんな中で、番組関係者の目に
止まり、バラエティー番組への出演
が増えていったのでしょう。
あの「どんだけ~!!」は、
ダウンタウンの番組に初出演したときに
あまりの緊張で手が震えて頭が真っ白
になり、2丁目で流行っていた
その言葉と手の振りが気づいたら出て
いたんだそうです。
その後の展開と活躍は私たちも知る
ところ。
美容師→ヘアメイクアップアーティスト
→美容家→「美のカリスマ」
というキャリア変遷で今に至りますよね。
「女の子にはなれないけど、女の人を
キレイにする仕事ならできるかも」
幼いころの心の傷が転じて生まれた
この夢の種が、全ての源泉。
「自分の心と肉体とが別物である」
という、どうにもしようのない心の痛み
と向き合い、コンプレックスやトラウマを
乗り越えて「本当の自分」を徐々に開示し、
本来の自分の姿と志を一心に追求する
ことで、使命を生きる。
そして、それを極めることで、
世の中全体への影響が波及し、
天命にまで昇華。
今や「美のカリスマ」の代名詞を誰もが
認める域で、日本を代表する
美容プロデューサーとして、
さらなるオリジナルの美の世界を追求し、
創り上げられていらっしゃるのではない
でしょうか。
*
このIKKOさんのキャリア×人生を
なぞらえると、
「使命」と「天命」
のイメージがクリアに見えてくる
のではないでしょうか?
生まれながらに今世で与えられた
「本当の自分」
を追求し、その特性を否定するのでは
なく、活かすことから全ては始まる
のです。
天命を生きる人だけが放つオーラ
5年ほど前に、熊川哲也さんのバレエ団、
Kカンパニーの「白鳥の湖」を
見に行ったことがあります。
そのときに10メートルほど斜め後方の
席でIKKOさんが観劇しておられ、
リアルでそのお姿を拝見する機会が
あったのですが、
それはすごいオーラだったのですね。
もちろんヘアメイクも衣装もとても
美しく華やかなのですが、
その存在から放たれるオーラは、
キラキラというよりは黄金の、
神々しいものがありました。
人生に全身全霊をかけて、そのお役目
そのもので天命を生きている方だけが
放つことのできる神々しさ、といいますか。
「存在感やオーラというものは内面
の表れでしかない」
ということを、
このドキュメンタリーを見ながら、
当時のIKKOさんを思い出して、再認識
しました。
IKKOさんのポリシー
特集の最後にIKKOさんが残しておられた
言葉ー
「人は環境で変わる。
だから、キレイな清流の中で生きることが
大事」
この大切さ、エネルギーの法則を理解したり、
場の発する波動を敏感に感じるように
なってきた中で、痛切に感じます。
まずは自分自身、そして身の回り、
自宅、自室、オフィス、
更に自分が身を置く環境ー
人は弱いものだから、意識を高く維持しないと難しい。
でも全て、自分自身で整え、選ぶことができる
のですよね。
自らの弱さを乗り越え、自分を律して在り続ける
からこそ、天命を生き、日本を代表する
「美のカリスマ」
として君臨し続けられる。
天命を生きるロールモデルとして、これからも
IKKOさんの生き方から学ばせて頂きたいな、
と思います。
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