別記事の
「恵方参りでチャンス体質を手にいれる方法」
で、恵方参りのときに唱える言葉をお伝え
しました。

それは・・・

最初が、
「チャンスをたくさん頂けますよう」

次に、
「チャンスを見つける智慧を頂けますよう」

最後が
「チャンスに乗る勇気を頂けますよう」

というもの。

でもですね、この前に付け加えておくべき
真理があるんです。

それ、何だと思いますか？

知恵と智慧

それは、
「チャンスとは何？」という感度を磨くこと。

ココ、「チャンスを見つける智慧」と
混同しがち。

ですので、まずは「智慧」について解説して
いきますね。

そう、「知恵」でなく「智慧」なんです。

「知恵」は考えたり、判断したりする頭、
思考の働きを指します。
もちろんその知恵を使うに裏打ちされた
独自の経験や知識、それを使う感度など
が備わって初めて使うことができます。

なので、ここではエゴの領域、
損得や善悪、好き嫌い
などの人間らしい2極思考も含まれます。

一方、「智慧」。
これは、物事の真実、道理、本質などを
見抜いて見極める、判断力、を意味します。

自分の身の回りに毎日起こる一見些細な、
ごく当たり前の中にある数々の出来事。

それは玉石混交の色んな出来事の連続。

その一見、玉と石に見えるものの中に
ある真実や本質を見極めることが
「智慧」なんです。

恵方参りでいう「チャンス」は、
「損得」や「勝ち負け」「成否」などの
メリットある機会を得ることではないんです。

では、その「玉」と「石」を見分ける
智慧とはどういうことでしょう？

チャンスに見えた、まがい物

事例として、請け負っているキャリア
コンサルティングの中でのお話について
解説したいと思います。

このコンサルティングサービスは
企業からお話を頂いて担当させて頂くもの
なので、終了後は、

・その企業でコンサルティング前より
活躍できるよう、今本人が悩んでいる目の
前の障害や制約を整理をし、パフォーマンス
アップへの道筋を明確にすること、

・ご本人が望むキャリアの方向性
を可視化し、今できることを明確にすること。

の両軸で関わります。

これは、国の助成金制度の審査に通った
企業だけに提供されるもので、さらに
その中の一部の正社員だけが無料で享受
できるもの。
それは数十万人に1人、という確率です。

なので、まず、その機会を与えられること
自体が一般的に見ると「チャンス」と言えます。

しかし、自分のやりたいことが明確で、
そこに向かって突き進んでいる方には
どれだけ限られた枠であろうとも、全く
必要ではなく、チャンスにはならない。

一般的な観点では「チャンス」でも、
その方にとってはそれは
「玉」ではなく「石」の機会です。

それなのに、

「損をしたくない」という欲や
「断れない」気弱さや優柔不断さ、

などの気持ちや性質が潜在的にあると、

本当は必要ないことを自分でも明確に
わかっているにも関わらずに取りに
行って「やっぱり石だった」
という結果に終わる。

これでは自分も、チャンスを与えて
くれた人も、自分がそれを取りにいった
ためにチャンスを得られなかった人も、
全員が不幸な結果に終わります。

だから、「みんなにとってチャンスでも、
自分にとってその時はチャンスでないもの」
を見極める目を養うことが、大切なのです。

続きはその逆、

玉石混交の「玉」に気づかず本当の
チャンスをスルーしないために大切なこと

について、お届けしますね。