キャリアを積んでも新しく加入したメンバーに気が取られるのはなぜ?
新年度、新組織に生まれやすい心理状況
年度末から新年度を迎えて、数々の組織で人の出入りが少し落ち着き始めた頃でしょうか。
新メンバーの人となりが少し見えてきて、
迎え入れた側のキャリア女子の心の内は、
「気が合いそう」
「いい仲間が来てくれてうれしいな」
「なんかイラっとする」
「やりにくい…」
「前のチームの状態がよかったなぁ」
大なり小なり、いろんな思いが交錯していることでしょう。
それは自分の内面です。
これ、実はプラスの感情でもマイナスの感情でも、
新メンバーに抱いた感情は、自分の中にある何らかの要素を映し出しているのです。
いえ、それどころか、全ての関係性の中で生まれた感情は、自分が持つ要素の中の何かの反映なんです。
とはいえ、すでに出来上がった関係性の中では、それぞれの関係に
固定化された思いや感情、上下関係、強弱関係などができあがってしまっていて、
自分を客観視するのはなかなかハードルが高いもの。
自分を知る大きなチャンス
もし新メンバーに気が取られているとするなら、そのニューフェイスさんの登場を
「自分を見つめなおすチャンス」
と捉えて、自分の内面をセルフチェックしてみませんか?
いいな、と思うところは私の中の何がそう思わせるんだろう?
どこに共感や共通点があるんだろう?
なんか引っかかるのは、私の中の何が反応しているんだろう?
どこが違ってるから違和感を感じ、ざわざわもやもやするんだろう?
過去の人間関係の中で、似たようなところに似たような思いを抱いたこと、あったりしませんか?
もしあったなら、それはよくもわるくも
自分の特徴=私らしさ
のひとつ。
それを教えてくれたニューフェイスさんに感謝しつつ、
明日からは相手の気になるところを映し出している、
あなたの中の「私らしさ」
に意識を向けてみませんか。
そうすることで、無意識に相手に与えている自分のエネルギーを自分に使うことができ、
プラスの循環を生み出しやすくなっていくでしょう。
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